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認知症委員会からの活動報告

3月9日に、国立病院機構大牟田病院で行われた「医療の現場における認知症支援-認知症コーディネーターの視点から-」という研修に参加しました。

大牟田市立病院の看護師長からのお話で、病院では、まだまだ認知症ケアについて学べておらず、中核症状やBPSDって何?といった感じで、以下のような困難を抱えて仕事をしているということでした。

・医療の現場でも認知症症状の対応が難しい。

・治療の協力が得られない。

・結局は抑制や制限をしなくてはならず、病状悪化を誘発している。

そのため、大牟田市立病院では、認知症ケアを学ぶために、介護施設やグループホームに出向き、現場実習を通して認知症ケアの学びを深めていらっしゃるそうです。

認知症ケアにおいては、「正しい答えは一つではない」とよく言われます。

日々、認知症の方と向き合ってケアを行っている私たち介護士でさえも、個別的な接し方が難しいと感じることは多々あります。

今後も、知識・技術の習得・向上に努め、ケアの対処法をアイデアとしていくつも出すことができ、認知症の方の不自由さを少しでも取り除くことができることで、今の生活、そして『その人らしさ』を持って楽しく過ごしていただけるように努力していきたいと思います。

 

認知症委員会