- 日々の出来事
10月29日(火)に消防訓練、防災教育を行います。
10月29日(火)に、消防訓練を行います。
年間2回以上の訓練が法律により義務付けられています。その後、防災教育も行います。
訓練計画の届け出は、今月の早い時期に消防に提出しました。今回は、夜間帯想定です。
ケアポート緑ヶ丘の定員は40名です。夜勤者は2名です。夜間想定という事は、2名で、
通報、消火、避難を行うこととなります。
福岡の病院で、火災があったことは皆さん、ご存知だと思います。10名の方がお亡くなりになられました。
この火災も、夜間です。夜間はどこの施設、病院も少ない人員となりますので、火災や災害が発生すると対応が困難となります。
2名で40名の方を避難、難しいように感じられます。当施設の消防計画の基本的流れは以下の通りとなります。
・スプリンクラーがあることにより、延焼の危険性を相当に少なくすることができる(消防署員の方とお話をした際もそういわれていました)。
・消防車の到着は通報から5分程度(幸い消防署が近いのです)。
・1名は初期消火を実施、1名は通報を。通報は自動火災通報装置を使用。
・まずは、火元に近い人から防火区画の外、あるいは5分程度は安全だろう場所に避難(シーツ、ベッド、車椅子使用)。つまり1次避難です。
これだけ?とお思いでしょうか。もちろん、避難を実施した部屋にはシールを貼る、非常袋のマスクや懐中電灯、ヘルメット着用するなど他にもいろいろありますが、
大切なことは上記の4点です。なぜか?
考え方は、消防到着の時間を早くすること、それまで被害を最低限に食い止め、犠牲者を出さずにいることです。
つまり、夜勤者の一人は、なによりも早く通報をし、もう一人は初期消火をして、消せなくても少しでも延焼と煙の危険性を少なくすること。
そして通報から5分間、二人で力を合わせ火元に近い入居者を火元から遠ざけ続けることです。
2名で40名を避難することは困難ですし、また、その必要性はありません。消防到着までの5分間、冷静に火元から遠ざけ続けてくれれば良いのです。
これらは、これまでの訓練の中から、消防と検討しあいながらたどり着いた現段階の結論となります。
非常ベルが鳴り、スプリンクラーが運転しているという事は、天井近く火柱があがり、煙も出ているという事になります。
間違いなく、職員、入居者もパニックになります。それでも最低限冷静にいれるように、最低限かつ、必要十分な訓練と教育を行います。
また、新聞をみると、福岡の病院火災はプラグのショートと、防火扉の不具合があるようです。これは、日頃の防災意識と点検の問題です。
10月29日は防火設備の点検も行います。法定点検を実施し、消防へ報告しており、設備の不具合は当施設ではありえません。
明日より、開設して2回目となりますが、全てのコンセント、電気機器の点検を行おうと思います。
まずは、火災を出さないことを第一に、これからも防災に取り組んでいきます。
消防訓練、防災教育については、ご家族様等関係される方のご見学、参加はOKです。事前にお知らせください。 こさか